2010年3月20日土曜日

スクイズプレー時の妨害:2

ケース:2【1死走者3塁、1B-1S】

バッテリーはスクイズを警戒し外角にウエスト
打者は、なんとかバットに当てたが、
打球の勢いは無く、ホームベースから少しだけ前に転がり
捕手がフェア打球を処理しようとしたところに
打者走者は”故意にスタートを遅らせ”捕手と接触

このケースで重要なのは
”故意にスタートを遅らせた”と
審判員が判断したことです

前記事≪三者択一≫で書いた【ナッシング】ではありません

捕手と接触した打者は、
打撃が完了し
≪打者走者≫扱いとなりますので
適用規則は

◇7・08(b)◇
次の場合、走者はアウトとなる
走者が、送球を故意に妨げた場合、
または打球を処理しようとしている野手の妨げになった場合。

”打者走者”は守備妨害でアウトとなり

◇2・44◇
【原注】打者走者が一塁に到達しないうちに妨害が発生したときは、
すべての走者は投手の投球当時占有していた塁に戻らなければならない。

三塁走者は、3塁へ戻り
2死走者3塁、次打者からのプレー再開となります


参考規則
◇7・08(g)◇
次の場合、走者はアウトとなる
無死または一死で、走者が得点しようとしたとき、
打者が本塁における守備側のプレイを妨げた場合。
二死であればインターフェアで打者がアウトとなり、得点は記録されない。
(6・06c、7・09a、c参照)
 【注三】
本項は、本塁の守備を妨げたのが
打者であった場合に限って適用されるのであって、
打撃を完了して打者から走者になったばかりで、
まだアウトにならない打者が
妨害を行なったときには適用されない。
たとえば、スクイズバントをした打者が、バントした打球に触れるか、
または打球を処理しようとする野手の守備を妨げたために、
三塁走者が本塁でのアウトを免れることになったような場合には、
打者はすでに走者となっているから、6・05(g)、7・08(b)によって、
その打者走者がアウトとなり、ボールデッドとなって、
三塁走者を投手の投球当時すでに占有していた塁、すなわち三塁へ帰らせる。
打者が第三ストライクの宣告を受けただけで、まだアウトにならないとき、
および四球の宣告を受けたときの妨害に関しては、7・09(a)〔注〕に示されている。

インターフェア関連規則を読む上で、とても重要なのは

初めに「誰」の妨害なのか考え
次に「誰」にペナルティを与えるかを決めます

ここをしっかり理解し、難解も何回も読めば・・・(^^)
確実に規則を覚えることが出来ると思います。

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