先日、少年野球の練習試合で次の様なプレーがありました
1死3塁:初球のスクイズプレーです。
バッテリーはスクイズを警戒し、ウエストした投球に
打者は、ボックスから足を出しながら、スクイズを試みましたが
空振りし、その勢いでホームベースを跨ぎました。
打者には、「妨害」の意図はなかったと思いますが
ホームベースの頂点と、1塁側の角あたりを跨いで立ってしまいましたので
外にウエストした投球を捕球した捕手は、走者にタッグする事が出来ませんでした。
ここで、わたしが下した判定は
捕手の守備を妨害したとし、6・06(c)を適用し
打者を守備妨害(インターフェア)にてアウト。
走者を3塁へ戻し、2死3塁、次打者で再開しました。
***【6・06(c)】***
次の場合、打者は反則行為でアウトになる
打者がバッタースボックスの外に出るか、あるいはなんらかの動作によって、
本塁での捕手のプレイ及び捕手の守備または送球を妨害した場合。
しかし例外として、進塁しようとしていた走者がアウトになった場合、
及び得点しようとした走者が打者の妨害によって
アウトの宣告を受けた場合は、打者はアウトにはならない。
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しかし、家に戻りいろいろ調べてみたら・・・
***【7・08(g)】***
次の場合、走者はアウトとなる
無死または一死で、走者が得点しようとしたとき、
打者が本塁における守備側のプレイを妨げた場合。
二死であればインターフェアで打者がアウトとなり、得点は記録されない。
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まさに、今回のスクイズプレーは
このケースに該当していました・・・・
打者をインターフェアで、アウトにするのでは無く
3塁走者に対しペナルティを与えアウトとし、
打者はカウントを継続し、打席を続けるのが
規則の正しい適用だったようです。
6・06(c)のケースとは
走者1塁で、走者が盗塁を企てたときに
打者が空振りし、バッターボックスから足を出し
捕手の2塁送球を妨げた場合などに適用される規則です
昨年の春に、このケースを「何も宣言出来ずに」流してしまい
深く反省し、その後は2度ほど宣言する機会がありました。
今回も「コレだ!」と、先に頭に浮かびあがり
「3塁走者をアウト・・・」かな?とも、頭をよぎりましたが
「この規則はなんだっけなぁ~」と不安だらけの規則適用は避け
理解している「規則」を間違って適用してしまいました。
明らかな規則の理解不足です。
関連する規則の十分理解していなかった事が原因です。
ここで、この「スクイズ」に関連した規則を
いくつか掘り下げてみようと思います。
『1死走者3塁、1B-1Sからのスクイズプレー』
1:打者は、バントしたが、打席から足が出ていた場合
2:打者は、バントしたが、捕手の守備を妨害した場合
『1死走者3塁、1B-2Sからのスクイズプレー』
3:打者は、空振りし、正規の捕球後、打者の妨害にあった場合
4:打者は、空振りし、ショートバウンドで捕球後、打者の妨害にあった場合
『1死走者3塁、1B-1Sからのスクイズプレー』
5:3塁走者が、正規の投球にストライクゾーンで当たった場合
6:正規の投球を、ホームベース上で捕手が捕球した場合
続く・・・
写真は、WBCでもオランダvsドミニカのシーンです
打者は、捕手の3塁送球の邪魔にならないように、しゃがみこんでます。
こんなフェアプレーを、少年野球から覚えて欲しいですね
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