2011年1月25日火曜日

ヤマダ君の悲劇


前回の記事で「正解はひとつと限らない」と書きましたが・・・
なぜだか、わかりましたか?
それは、状況説明が不十分だからです。


「こんなケースでは、アウトですか?セーフですか?」

いろいろ質問されることもあるのですが
ほとんどの場合「現場で見ていないので、判断できませんが・・・」と
前置きを付け加えないと、誤解を生じかねない事も多々あります。


「ヤマダ君の悲劇」これも典型的なケースだと思います。

>バットボーイに送球が当たり、デットゾーンにボールが入ってしまった。
>この場合どうなります?

こんな質問では、判断できませんよね?
なぜならば、このプレイを判断するには・・・・

☆3・15

試合中は、ユニフォームを着たプレーヤー及びコーチ、監督、ホームチームによって
公認されている報道写真班、審判員、制服を着た警官、ならびにホームチームの警備員、
その他の従業員のほかは、競技場内に入ってはならない。競技場内に入ることを公認された人
(試合に参加している攻撃側メンバー、コーチスボックス内のベースコーチあるいは審判員を除く)
が競技を妨害したとき、その妨害が故意でないときは、ボールインプレイである。
しかし故意の妨害のときには、妨害と同時にボールデッドとなり、
審判員は、もし妨害がなかったら競技はどのような状態になったかを判断して、ボールデッド後の処置をとる。

【付記】前記カッコ内の攻撃側メンバー、ベースコーチ及び審判員については
7・11、7・08(b)、5・08及び5・09(b)参照。

【原注】妨害が故意であったか否かは、その行為に基づいて決定しなければならない。
例 ― バットボーイ、ボールボーイ、警察官などが、打球または送球に触れないように
避けようとしたが避けきれずに触れた場合は、故意の妨害とはみなされない。
しかしボールをけったり、拾い上げたり、押し戻した場合には、本人の意思とは関係なく故意の妨害とみなされる。



☆7・09(d)
一人または二人以上の攻撃側メンバーが、走者が達しようとする塁に接近して立つか、
あるいは、その塁の付近に集合して守備側を妨げるか、惑乱させるか、
ことさらに守備を困難にした場合、その走者は、味方のメンバーが相手の守備を
妨害(インターフェア)したものとしてアウトを宣告される。


☆7・11
攻撃側チームのプレーヤー、ベースコーチまたはその他のメンバーは、
打球あるいは送球を処理しようとしている野手の守備を妨げないように、
必要に応じて自己の占めている場所(ダッグアウト内を含む)を譲らなければならない。

ペナルティ 
守備妨害(インターフェア)を宣告し、
そのプレイの対象であった打者または走者をアウトとする。

【注】たとえば、プレーヤーが二本のバットを持って次打者席に入っていたとき、
打者がファウル飛球を打ち、これを捕手が追ってきたので、
そのプレーヤーは一本のバットを持って場所を譲ったが、
捕手は取り残されたバットにつまずいたために、
容易に捕えることができたはずのファウル飛球を捕えることができなかったような場合、
プレーヤーの取り残したバットが、明らかに捕手の捕球を妨げたと
審判員が判断すれば、打者はアウトになる。



以上、3項目から該当プレイを判断しなければならないからです!

つづく・・・


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