2010年2月3日水曜日

満塁を覚える(2)

次は、「ノーキャッチ」のケースをイメージしてみます

2死満塁・レフトライン際へ大きな打球が上がり
各走者は一斉に次の塁へスタートを切りました



【PU】
打球方向を反応し
3塁走者の本塁蝕塁を確認

【3BU】
ラインをキープしながら打球に近づき
確実に足を止め、しっかりと捕球を確認しジャッジ
プレー1段落するまで、その場に留まる

【2BU】
打球が抜けるのが明らかな場合
2塁走者の3塁蝕塁を確認するのですが
走者の背後から追いかける形になりますので
素早く直線的にスタートを切らないと間に合いません。

タイミングは「野手と走者」の動きから判断し
全力ダッシュ!が必要になります

また、2塁走者が3塁を回り、本塁へ向かったら
1塁走者・打者走者の3塁でのプレーに備え
ファウル地域に移動し、待ち構えるポジションを取りますが
この時、外野からの本塁、捕手から3塁への送球など
「送球路」を横切る時は、十分に状況を見ながら
選手の妨げにならないように注意します。

【1BU】
打球が上がったら、「リミング」で一・ニ塁中間点付近に移動し
先に1塁走者の2塁蝕塁を確認し、
その後、打者走者の1塁蝕塁を首だけ振って確認します

この時、2BUと同じく
1塁走者の2塁蝕塁を背後から確認しますので
出来るだけ早くスタートを切らなければなりません。

「野手と走者」と「2BU」の動きを見ながら判断します
初めに、打球方向に反応していれば
打球・野手・走者・2BUが全て見えますので
思いっきりスタートしましょう!

このように、2死や打球が抜けた場合では
スタートのタイミングが非常に早くなりますが
無死・1死満塁だった場合や、「キャッチ」「ノーキャッチ」の
判断が難しく、ギリギリの打球だった場合
「走者」の動きを十分に観察し
次のプレーに素早く対応する必要はあります

この満塁の2ケースを覚えると
■走者2塁
■走者1・2塁
■走者1・3塁
■走者2・3塁
これらのケースも基本的には同じ動きになりますので
いろいろなケースを覚えなくても対応できると思います。


フォーメーションは、ひとつの動きを
4人のクルー全員が動けた時に成り立ちます

しかし・・・・

誰かが間違ったとしても、プレーは続きますので
他のクルーが協力し「ジャッジ」しなければなりません。

フォーメーションとは「手段」であって
正しいジャッジをする「目的」ではありません!

ミスを恐れず、どんどんグランドに立ちましょう

2 件のコメント:

  1. 凄いですね。

    素晴らしいです。勉強していますね。
    でも本当にミスを恐れずに「グランドに立つ」、これが最高に良いです。
    知識を現場で活かすことができると嬉しいですよね。

    私も頑張らなきゃ・・・

    By Kane

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  2. >匿名kaneさん!ありがとうございます
    少年野球では、
    「ミスを恐れずに突っ込め!振れ!」
    なんて、声がよく聞こえます。
    お父さん審判も、ミスを恐れずチャレンジ!
    子供と一緒に成長する楽しみもありますので(^-^)g”

    返信削除

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